第70回 近代14 条約改正と日清戦争


【70−1】 『蹇蹇録』 (実況三39-40 結論62)

 明治二十七年七月十三日付を以て、青木公使は余に電禀して曰く、「本使は明日を以て新条約に調印することを得べし」と。而して余が電信に接したるは抑々如何なる日ぞ。鶏林八道の危機方に旦夕に迫り、余が大鳥公使に向ひ、「今は断然たる処置を施すの必要あり、何等の口実を使用するも差支なし、実際の運動を始むべし」と訣別類似の電訓を発したる後僅に二日を隔つるのみ。


【70−2】 下関条約 (実況三39-41 結論62)

第一条 清国朝鮮国ノ完全無欠ナル独立自主ノ国タルコトヲ確認ス。
第二条 清国ハ左記ノ土地ノ主権・・・・ヲ永遠日本国ニ割与ス。
 一、左ノ経界内ニ在ル奉天省南部ノ地・・・・
 二、台湾全島及其ノ付属諸島嶼
 三、澎湖列島・・・・
第四条 清国ハ軍費賠償金トシテ庫平銀二億両ヲ日本国ニ支払フヘキコトヲ約ス。


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