第54回 近世15 幕府の対外策


【54−1】 高野長英『戊戌夢物語』 (実況三32-13 結論48)

イギリスは日本に対し、敵国には之無く、謂わば付合も之無き他人に候処、今般漂浪人を憐み、仁義を名として、態々送来候者を、何事も取合申さず、直に打払に相成候はば、日本は民を憐まざる不仁の国と存ずべく候。


【54−2】 渡辺崋山『慎機論』 (実況三32-14 結論48)

我が田原は、三州渥美郡の南隅に在て、・・・・英吉利国人莫利宋なるもの、交易を乞はむため、我が漂流の民七人を護送して、江戸近海に至ると聞けり。


【54−3】 天保の薪水給与令 (実況三32-14 結論48)

 異国船渡来の節、二念無く打払申すべき旨、文政八年仰せ出され候。然る処、当時万事御改正にて、享保寛政の御政事に復せられ、何事によらず御仁政を施され度との有難き思召に候。・・・・之に依て文化三年異国船渡来の節、取計方の儀に付、仰出され候趣、相復し候様仰出され候・・・・



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