第38回 中世19 鉄砲の伝来


【38−1】 鉄砲の伝来 (実況二24-33 結論34)

 天文癸卯秋八月二十五日丁酉、我が西村の小浦に一大船有り、何国より来るか知らず。‥…手に一物を携ふ。長さ二三尺。其体たるや中通り外直にして、重きを以て質となす。‥‥時尭、その価の高くして及び難きを言はずして、蛮種の二鉄砲を求め、以て家珍と為す。


【38−2】 堺の繁栄『耶蘇会士日本通信』 (実況二24-34 結論34)

 日本全国、当の町より安全なる所なく、‥‥市街においては紛擾起ることなく、敵味方の差別なく、皆大なる愛情と礼儀を以て応待せり。市街には悉く門ありて番人を附し、紛擾あれば直に之を閉づることも一の理由なるべし。‥‥町は甚だ堅固にして、西方は海を以て、又他の側は深き堀を以て囲れ、常に水充満せり。


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