第24回 中世5 御成敗式目(1)


【24−1】 『御成敗式目』1(第3条) (実況二16-9 結論21)

 一、諸国守護人奉行の事
 右、右大将家の御時定め置かるる所は、大番催促謀叛殺害人(付けたり夜討・強盗・山賊・海賊)等の事なり。国司に非ずして国務を妨げ、地頭に非ずして地利を貪る。所業の企、甚だ以て無道なり、‥……早く右大将家の御時の例に任せて、大番役并びに謀叛殺害の外、守護の沙汰を停止せしむべし。


【24−2】 『御成敗式目』2(第5条) (結論21)

 一、 諸国の地頭、年貢、所当を抑留せしむる事
 右、年貢を抑留するの由、本所の訴訟有らば、即ち結解を遂げ勘定を請くべし。犯用の条、若し遁るる所無くば、員数に任せてこれを弁償すべし。但し、少分に於いては早速沙汰致すべし。過分に至っては三ヶ年中に弁済すべきなり。猶此の旨に背き難渋せしめば、所職を改易せらるべきなり。


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