第3回 古代3 小国家連合(2) 【3−1】『魏志倭人伝』7 (実況一2−3 結論2・F) 其の国、本亦男子を以て王と為し、住まること七、八十年。倭国乱れ、相攻伐して年を歴たり。乃ち共に一女子を立てて王と為す。名を卑弥呼と曰ふ。鬼道を事とし、能く衆を惑はす。・・・・男弟有り、佐けて国を治む。・・・・ 【3−2】『魏志倭人伝』8 (実況一2−3 結論2・G) 景初二年六月、倭の女王、大夫難升米等を遣はし郡に詣り、天子に詣りて朝献せんことを求む。・・・・其の年十二月、詔書して倭の女王に報じて曰く、・・・・今汝を以て親魏倭王と為し、金印紫綬を仮し、装封して帯方の太守に付し仮授せしむ。・・・・ 【3−3】『魏志倭人伝』9 (実況一2−3 結論2・H) その八年、・・・・倭の女王卑弥呼、狗奴国の男王卑弥弓呼と素より和せず。・・・・郡に詣り、相攻撃する状を説く。・・・・因って詔書・黄憧を齎し、難升米に拝仮せしめ、檄を為りてこれを告喩す。 【3−4】『魏志倭人伝』10 (実況一2−3 結論2・I) 卑弥呼死するを以て大いに家を作る。径百余歩、徇葬する者、奴婢百余人。更に男王を立てしも、国中服せず。更、相誅殺し、当時千余人を殺す。復た卑弥呼の宗女壹与年十三なるを立てて王と為す。国中遂に定まる。 |
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